ギャラリーめぐり

昨日はギャラリーめぐりの日だった。いつもの仲間と Hさんの奥さんと。メニューは県美術館の現展(現代美術家協会)と太平洋展。
現展は抽象画が中心で、僕にはわかりにくかったが、太平洋展は風景画と人物画が大半だった。この方がわかりやすい。それと太平洋展のホームページはなかなかよくできている。出典作品が全部みることができるし、その作家さんの過去の作品も回覧することができる。

今日の日曜美術館で吉田 博 木版画展を取り上げていた。この人は黒田清輝の新派に対して旧派とみなされ日本での評価はいまひとつだったが、アメリカでは高い評価を得ている。去年の冬、三岸節子美術館で吉田 博・吉田ふじを展を観たことを思い出した。僕はとてもいいと思っている。なかなか反骨精神旺盛で木版画を始めたのも人生後半。浮世絵とはまた違った趣。彫りも刷りも自分でやったとのこと。今はお孫さんが工房を継承していて、版木が残っている作品を再刷りしてみせた。版画はブロンズ像と同じくコピーできるところがいい。