トランプショック

昨日はトランプショックでがっくりして過ごした。今朝の新聞は大見出しでトランプ勝利を伝えたが、読む気にもならない。代わりに録画しておいたNHKスペシャルエマニュエル・トッド 混迷の世界を読み解く」(11/6 BS1)を見た。
エマニュエル・トッドはこれまで、ソビエトの崩壊、アメリカの没落、イギリスのEUからの離脱など、世界の動きを次々と予言し的中させている。人口統計学文化人類学の見識でそれらを予言してきた。この放送でもトランプ現象を的確に捉えその勝利を予言していた。USのグローバル化格差社会を生み社会を分断、負け組の白人中間層(大学中退者)の不満が滞留していた。それは白人の死亡率のアップ(自殺やドラッグが原因)として現れていた。ヒスパニックの死亡率は下がっている中で異常事態だった。サイレント・マジョリティとか隠れトランプというレベルではなく不満の爆発だった。僕にはこれからどうなるのか予測もつかないが、昨日大幅に下がった株価が大反発した。世の中はオポチュニストが多いみたいだ。