泰山木

猫ヶ洞池に隣接するお宅の庭木に大きな泰山木があった。この時期、大きな果実を残してじっと冬の寒さに耐えている。春になると大きな白い花を咲かせる。それを盃に見立てて大盃木(たいはいぼく)と言うのが、泰山木(たいざんぼく)と転じたそうだ。実家の庭にあって懐かしい。父の名に泰の字があった。泰山(大山)鳴動して鼠一匹という故事もある。猫ヶ洞池と鼠のこじつけを見つけてひと段落。