手嶋龍一の最新刊

手嶋龍一は元NHKワシントン支局長、国際政治記者として鳴らした。鋭い情報分析でいつも注目していた。ただテレビでの彼の顔つきは甘く、話ぶりもふがふがしていて緊迫感に欠けた。NHK退社後は外交評論家、エッセイスト、小説家、大学教授と多彩に活躍している。情報分析力については佐藤優と双璧をなす。そんな手嶋龍一の最新刊(タイトルはなにやらオドロオドロしい)を手にしてちょっと興奮気味。パナマ文書から話が始まる。このところパソコントラブルや確定申告で本から遠ざかっていたから楽しみ。トランプ政治の裏側を読むのにも参考になるかもしれない。

汝の名はスパイ、裏切り者、あるいは詐欺師 手嶋龍一著 マガジンハウス