昨年ノーベル賞を受賞した Bob Dylan がようやっとノーベル財団に出向きメダルと証書を受け取った（賞金1億円は講演をしないともらえないのだそうだ）。なんとも彼流のやり方だ。録画しておいたドキュメンタリー映画 「Bob Dylan No Direction Home」を３時間超かけて観た。マーティン・スコセッシ監督による Bob Dylan のインタビューとライブ映像による初期の創作活動を描いて1960年代のアメリカを彷彿とさせた。1963年は公民権運動・ワシントン大行進・ケネディ暗殺と暗澹たる世相にフォークソングはプロテストソングとして立ち上がってきた。安保闘争をノンポリ高校生で過ごしたが、大学時代になってフォークソングに関心が傾いていった。 Bob Dylan、Joan Baez、PPM などなど。今回の映像で印象深かったのは Bob Dylan の主張を曲げない自己の強さ。Joan Baez が年を重ねていい表情になっていたこと。いい映画だった。懐かしかった。知らなかったことも多数。
