奥さんが西尾に行きたい（茶畑を見たい）とのこと。三河地方でも三河湾に近く、日頃あまりなじみのないエリアだ（尾西というところと混同している始末）。ガイドブックで円空仏のあることを知った。ナビを頼りに浄名寺を訪ねた。住職さん（尼さん）が自らお堂を開けてくれて円空仏とご対面。２m70cmの大きな立木像、荒削りの中に柔和な微笑みがある。住職さんの説明によるとこの観音菩薩像は伊勢から運ばれたものだそうだ。時は明治維新の廃仏毀釈、伊勢は仏が放逐されて神道の国になったそうだ。三河と伊勢は海運で繋がっていてこの円空仏は三河にやってきたのだった。往時の廃仏毀釈の激しさを感じた。
浄名寺のお堂
円空仏 観音菩薩像
茶畑
茶そば
