修学院離宮

2日目のメインは修学院離宮。最近はネットで宮内庁に申し込むと抽選で参観が許されるようになった(比較的簡単)。参観者は40名ほど、ガイドは京都御所から来たという中年の男性で物腰柔らかで貴人の付け人のよう。御幸門といっても質素な柿葺の屋根に透し彫りの板戸、神社仏閣の山門とは大違い。寿月観という数寄屋造の建物。竹を割った軒樋が優雅。庭を出ると、比叡山に連なる山々に囲まれた中に田んぼ(棚田)が広がり、東を向くと京都の街が一望される。田んぼの中に3つの離宮(下離宮、中離宮、上離宮)が点在。なんとものどか。客殿(中離宮)は華美にならず趣味の良い佇まい、霞だなと言われる棚や襖絵(応挙 )もいい。上離宮は借景と池、木々の配置も素晴らしい。秋にもう一度訪ねたい。
御幸門

竹を割った軒樋

寿月観

山懐に田んぼが広がる

霞だな

鯉の襖絵(応挙)

窮邃亭 肘掛窓からお庭を眺めたのだろう

浴龍池 借景も素晴らしい

千歳橋 中華風の石橋

宮内庁の軽4トラック 庶民的なトラック