ギャラリーめぐりの後半は鞍ケ池アートサロン。ここはトヨタ鞍ケ池記念館(トヨタ自動車のPR施設)内の小さなギャラリー。会社の所蔵する作品を季節ごとに交換展示している。今回は「日本画の創造と未来」という企画展(いかにも大企業が企画するとつけそうなタイトル、こうでないと企画が通らないのだろうか)。20数枚の展示だったがどれも味わい深く、日本画の良さを再認識した。僕が魅力的だと感じたのは、堀文子 秋野不矩、上村淳之ら。日本画に鳥を描いているのが多いことに気づいた。どうやってあの姿を捉えているのだろか? 徹底した観察か? 花鳥画というのは日本画の本流だということを思い出した。
「日本画の創造と未来」展
堀文子 楽園に遊ぶ
秋野不矩 渡河 水牛の群
上村淳之 爽秋 ミヤマホオジロか
上村淳之 雪中遊禽 ベニヒワ