本には当たり外れあり

一日雨模様、外に出ることもできず本を読んで過ごした。当たり外れあり。
■ NEW ELITE
Google流の仕事術の真髄は何かを期待したけれど、残念ながら大したことは書かれていなかった。これまでのブランド志向のエリートではなく、これからのエリートはどうあるべきかを示そうとしているのだけれど曖昧模糊としている。一つ参考になったのは、「決断は直感で。早く動いて結果を出す」ということあたり。

NEW ELITE ピョートル F グジバチ著 大和書房

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藤沢周平 遺された手帳
藤沢周平ファンのひとりだ。でも最近読んでいない。作家が逝って20年になるという。娘 遠藤展子さんが、遺された手帳から父 藤沢周平を紡ぎ出していて興味深いし印象的な一冊。以下メモ書き
・妻をがんで失った悲しみと娘への慈しみ
・藤沢というペンネームは妻の在所名
直木賞まで貧しい生活(育児と仕事)の中で作家修業
・真面目で几帳面な性格  作家への志は強い
・師をもとめず 徒党を組むことをいさぎよしとしない
・江戸時代を手中にしていないといけない
藤沢周平はパチンコをやった(いい趣味ではないと言いながら)
・嫌いな音楽は、合唱コンクールの合唱曲 同感!
等身大の藤沢周平に触れた。

藤沢周平 遺された手帳 遠藤展子著 文藝春秋

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