2007-11-20 時雨みち 時雨みち 藤沢周平著 新潮文庫 市中の底辺に生きる職人・庶民や藩の下級武士の哀歓が漂う短編集。 11編が収録されている。 毎日、1から2編を読みついでいる。 この人の文章は端正。田園の風景・自然や下町の雑音が的確に表現される。 登場人物が活き活きしている。 今回心に残ったのは 山桜、滴る汗、時雨みち。 ひとつめは明るさ、あとのふたつは暗さを感ずる。