江戸彼岸と花桃

三寒四温の寒の方の日、今日も肌寒い。森林公園南門近くにある江戸彼岸の大樹を観たいと思った。その樹を仰ぎみると想っていたのと違う。花はいくらかな残っていたが、ほとんど散ってしまっていた。しまった、江戸彼岸は彼岸とあるからお彼岸の頃に咲くのだろう。それでもこの大樹の枝ぶりをみて十分満足した。ついでに近くの維摩池(いまいけ)を散策してきた。山桜と花桃が見頃だった。花桃は奇妙な木だ。一本の樹に赤と白が入り乱れて咲く、枝単位で赤だったり白だったりピンクだったりする。桜の寂しさに比べて華やかで陽気だ。

江戸彼岸は染井吉野の母親筋にあたる。普通 桜は50〜70年の寿命だが、江戸彼岸には樹齢2000年 1500年という老木がある。根尾谷の薄墨桜は江戸彼岸だそうだ。

散るぞ悲しきと歌ったのは硫黄島総指揮官 栗林中将。

尾張旭市の江戸彼岸

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維摩池の山桜

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花桃

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