牧野ヶ池は3月上旬以来だから半年ぶり。見上げる空は秋の空だ。野鳥が来ていないかと期待していたが、期待外れ。ダイサギとカルガモに会ったけれど池も林も静かなもの(残念!)。一面の水草と蝉の世界だった。トウカエデ(唐楓)の翼果、ヒガンバナ、ハスの実、コムラサキ、サルトリイバラに秋を感じた。池の端のタチバナモドキは多産系、びっちり実をつけ色づくのを待っていた。カクレミノの実もまだ緑色。印象的だったのはクサギとゴンズイ。両方とも卑しめられた名前だが僕は豊かな色彩を楽しむ。クサギは臭木だしゴンズイは猫またぎの魚の名前が由来の役立たない木の意味。最近は中間の季節は短くて夏から晩秋に直行する。