ここ数日、感染症やウイルスに関する解説を読もうとして頭をかかえた。こういった分野のリテラシー欠如を痛感。宮坂昌之先生は免疫学者の立場から新型コロナ 感染症について真摯に 丁寧に説明してくれているのだが、いかんせんこちら側の基礎知識がないので「かすりもしない 届かない」。メインの内容は複雑で理解の外だったが、あとがきにあった指摘はなるほどと思った。日本のマスコミ界の自然科学に対するリテラシーのなさについての指摘である。他人の不確かな情報を不確かな理解で報じられる記事の多いこと。正しく恐れることの難しさ。まずは敵を正しく知ることが重要なのだ。