老いる

森村誠一さんの「老いる意味」を読み終えた。この本を手にしたのは、老人性うつを克服したこと、サラリーマン作家として親しみを持っていたこと、谷間に飛んでいく麦わら帽子(人間の条件)が忘れられないなどから。この本では 老いることをさして重大事に捉えていない。さらっとかわして行けばいいと感じだ。作者の誠実さがわかる。写真俳句もいいなあと思ったが、1日 1絵と二兎を追うのもなんだかなあ。

老いる意味 森村誠一中央公論新社

f:id:tsaito758:20210226133013p:plain