金曜日の晩は名古屋市美術館の Night Museum 。カラヴァッジョ展の学芸員の解説付き観賞会に招待された。カラヴァッジョには前から関心があって、映画や伝記本をみてきた。闇と光、写実主義、生首の描写やら印象深いがイメージは暗い。レンブラントやフェルメールなどオランダ絵画に大きな影響を与え、自然派や印象派の源流として西洋美術史の中で大きな存在。喧嘩ぱやく乱暴者、絵にも凄みがある。でもちょっと猫に小判だなあ。
昨日は猫ヶ洞池でオシドリを見たので、緑ヶ池(小幡緑地)に何か珍しい鳥は来ていないかと出かけた。マガモ 、カルガモ、オナガガモ、ホシハジロなどに混じってハシビロガモが来ていた。こいつは悪人面だけれど憎めない顔をしている。新幹線N700系の嘴、派手な衣装を纏い翼鏡に鮮やかな緑色を配している。池も賑わしくなってきた。松の木のてっぺんからダイサギが池を睥睨していた。
まわりの樹々は色鮮やかになってきて秋らしい。樹々の間に秋色の実が点在して共演。ガマズミ、ソヨゴ、クロガネモチ、マメナシ、ノイバラ、アオツヅラフジ、ヤブコウジ。どれもこれもきれいだ。
風が冷たくなってきた。北国は今夜から吹雪だとか。心地いい秋は短い。
BS TBSの SONG TO SOULという番組はなかなか楽しめる。成毛真さんが絶賛していた。11/5 放映はジュリエット・グレコの歌った枯葉。懐かしく聴いた。マイルス・ディヴィスとグレコの関係を初めて知った。まだ枯れ葉の季節には早いが、しみじみと秋を感じる。シャンソンもいいなあ。