コウゾ、ミツマタは和紙の原料となる。平和公園の外れにコウゾの木があって定点観察のポイント。実は少なくなって真っ赤な実がひとつになった。光を通した透明感がいいのだが、残念ながら描ききれない。
典型的な梅雨末期の天候だ。球磨川の氾濫は大変な災害をもたらしている。今日もいつ降り出すかわからない空模様。9時すぎに平和公園 里山にたつと、まとわりつくような湿気。足元は泥濘み、雨水をかぶった草は重たい。あらためてイボタノキを観察、白い花が咲いていたのがネズミモチ の似た青い実になっていた(両方ともイボタノキ属)。森の中に入るとキノコが目につく。とって食べようという気もないので名前は知らない。クリーム色の花をいっぱいに付けている樹がある。ニワトコだろうか? 湿地で見かけたのは謎のジグザクのネット。なにかの記号のようでもあるしアンテナのようでもある。ググってみたらナガコガネグモの創作物だと判った。散策路で見上げたらエゴノキとヤシャブシの実がこの季節らしい。ヤマモモ は熟れた実をすっかり落として、姿のいい樹になっていた。雨が落ちてきたので急いで帰ってきた。でも午後になったら陽がさしてきた。この時期の天気予報はあてにならない。
今日の1枚は一昨年のTallinn の思い出。城壁からみた景色。2年前のことだのに遠い昔のように思える。やはり現地でラフでも描いておかないと まさに絵に描いた餅のようになってしまう。気持ちがのらないということ。そんなのをアップするのは気が咎めるけれど、1日1枚を実行しているという証です。
半夏生の時期には大雨が多いと書いたら、九州に線状降水帯が発生して球磨川が氾濫 と朝からTVニュースが報じている。この地方もそれに連なる梅雨前線による黒雲が空を覆っている。降り出す前に歩きたいと猫ヶ洞池に行ってきた。メタセコイア広場には人影がなく、湿った空気が漂い、シロツメクサが光っている。この湿気のせいか大きな樹の幹に小さなキノコがびっちり生えていた。いかにも梅雨まっただ中。池の奥の湿地の様子を見に行くと、葦原は背丈を超えるまで成長。黒い雲が覆いかぶさる。イタチハギには小さな豆の集合した実、葉っぱに水滴。イヌビワ(本家イヌビワ)の実を見つけた(ホソバイヌビワの実はポピュラーだが)。池の奥をウロウロしているうちに雨が落ちてきて急いで引き返してきた。6月末にガクウツギ だと思ってスケッチしたのはマサキだったようです。訂正します。
夏至から数えて11日目から七夕まで(太陽暦では7月2日から7月7日)を半夏生という。ちょうど今頃の季節をいうのだが、言葉の調子から薄陽の梅雨の日で湿った空気感を感じる。この頃の雨を半夏雨といい大雨になることが多い。午前中は持ち堪えているが午後からは雨になりそうだった。小幡緑地をサッと歩いてくるつもりだったが、気まぐれに湿地に寄ったら珍しい植物に出会えた。ナツハゼ、キイチゴ、ハンゲショウ、ヒメヒオウギスイセンなど。緑ヶ池のルドベキアも印象的だった。野鳥はカワラヒワ とセグロセキレイを見かけた。ノカンゾウ 、イソノキ、カクレミノ、ネジキなどもこの時期らしい風情だった。梅雨らしい日を過ごした。午後は予報通り雨になった。
梅雨前線は南の暖かい空気と北の冷たい空気の微妙なバランス上にあって予測はよく外れる。今日は晴れのほうに外れて朝から好天気。足を伸ばして森林公園(尾張旭市)へでかけた。北門近くの比較的大きな木に実がついていたが、写真からは名前にたどりつかない(お手上げ)。ツクバネウツギ、オカトラノオ、アオモジ、シャシャンボ、エゴノキと辿る。ウスノキの小さな赤い実に目を奪われた。ミヤマガマズミ の実も薄赤く色づいていた。ふるさとの森というエリアで見たのは、涼しげなベンチ。トチノキ(栃木県の木)、イチョウ(東京都の木)が実をつけていた。草はらにハクセキレイの飛び跳ねる姿を追っかけた。湿地ではスイレンが咲いていた。ちょっと疲れて帰ってきた(湿気のせいか?)ので、見てきたものの整理がつかない。ランダムに並べただけ。