分子生物学入門

生物と無生物のあいだ 福岡伸一著 講談社現代新書
今、話題の本である。Nさん、Mさんの推薦でもある。
今年のベスト3のひとつとのことだ。
分子生物学、DND,2重ラセン構造・・・・。
この分野は僕にとって一番遠い分野なのだ。
たとえ話が上手な著者のたくみなガイドに引き込まれて
知らない世界を見せてもらった気分。
なんだかよくわからないが、なぞが解読されてゆくスリルが味わえた。
印象に残ったこと。
ポスドク、ラボテクニシャンの生態
・an unsung hero の存在 =ロザリンド・フランクリン
・DNAはなぜ4文字なのか、なぜ2重ラセンなのか→僕にはわからない
・生命とは自己複製をおこなうシステム(動的平衡
・生物学を物理学で解き明かそうとすること
・内部の内部は外部の意味 その解明
・細胞膜の不思議
読後感として、不思議なミクロ世界とめずらしい場面を見せてもらって、
驚きの連続だったけれど、理解したとは言えずただ立ちつくすのみ。
でも面白かった。著者の文才には感心した。