柏木さんち

玩物草子 柏木 博著 平凡社コロナブックス
このひとのデザインセンスが光る。デザイン評論家であり武蔵野美大教授。
自分が使うモノ(家具や身の回りの小物まで)へのこだわり。
自分の生活の仕方や趣味に合うように選んで部屋におく。
自分が手にしたものには、自分の記憶や家族の記憶が宿る。
お金の問題ではなく、センスひとつでここまでやれるということだ。
もう少し若いころに、この本に出会いたかった。
ひとには、他人の家を見てみたいというノゾキミ趣味があるもの。
柏木さんちを見せてもらった気分だ。
さかんに奥さんの名前がでてくるが、奥さんの貢献度が大きい。
文房具、椅子の話もおもしろかった。