次のアメリカ大統領は誰か

アメリカ狂乱 日高義樹著 徳間書店
毎月放映される「日高義樹 ワシントン・レポート」を楽しみにしている。
アメリカの政治・経済・外交・軍事の論客やキーパソンにインタビューする形式
で、各パートごとにまとめがでるのだけれどインタビューの内容とまとめの間に
ギャップ(そんなこと言ってたかなあ?)があって面白いのだ。
この本でわかったこと。
・女性大統領はOKという政治的な風土はできてきたが、ヒラリーはその性格が嫌われている
オバマは「変化、変化」というが、なにも具体的な政策を提示できていない
・まだ黒人大統領は容認できない
民主党候補に実績がないだけに、マケイン(共和党)が有利
・マケインも何をしようとしているかは見えない
・大統領選挙のシステムは保守的な中西部・南部の州に有利なしくみ
・マスコミ(第4の権力)は民主党寄りで保守政治家を嫌う
共和党のマケインは民主党寄りの政策をかかげるのでマスコミに受けがよい
共和党には他に人を得ないので71才のマケインを立てるより手がない
アメリカ大統領選挙は毎回革命みたいなもの(政府ががらりと変わる)
・石油依存社会のアメリカは危ない
・次の政権が動き出すのは、2010年になってから。それまでは昏迷を極める
このまとめも日高レポートっぽい。

今日の日高レポートでは、3人のジャーナリストのうち2人がマケインと言っていたが・・・