石油事情

石油がわかれば世界が読める 瀬川幸一編(石油学会) 朝日新書
NYの原油価格は147ドルから100ドルまで下がってきた。
投機資金が逃げて行ったせいだろうか。
今日、マイカーにガソリンを入れてきた。
165円(現金だと看板より3円引き)だった。
一時より少し下がってきたが、NY原油価格との連動性に欠ける。
石油というのはよくわからない。ああいえばこういうという感じ。
この本は石油を取り巻く最近の状況を説明してくれる。
天然ガス、オイルサンドやメタンハイドレードなどの次世代燃料への期待。
バイオエタノール代替エネルギーたりうるか。
カーボンニュートラルというけれど、食糧を犠牲にしてまでやるべきか。
ノーブルユースという言葉がでてきた。
石炭や天然ガスでやれる電力発電や化学製品には石油を節約し、
石油は自動車・航空・船舶などの輸送に絞って使おうという考え方。
よくみたら著者は石油学会。石油側にたった論調だった。