読売新聞の社説

9月7日付の読売新聞の社説 《エネルギー政策 展望なき「脱原発」と決別を》

小田嶋隆のコラム(日経ビジネス on line)で知ったのだけれど、これは相当に酷い。
真正面から「脱原発」の世論に反対の意を表明している。
論旨は下記だが、最後の段がめちゃくちゃだ。
・再稼働で電力不足の解消急げ
・節電だけでは足りない
・新設断念は早過ぎる
原子力技術の衰退防げ
核兵器の材料になり得るプルトニウム」が「潜在的な核抑止力として機能している」としている。
だから「原子力技術の衰退を防げ」と。原発=核抑止力(石破茂自民党政調会長の論調)に通じる。
広島・長崎の被曝で核廃絶を誓ったのではないか!
正力松太郎原子力の父)とナベツネの読売だから「さもありなん」。
民意へのアンテナはどうなっているのか? 変調・偏重きたしている。
新聞社のスタンスはわかれている : 原発推進の読売 産経 日経  脱原発の朝日 毎日
新聞各社はガチンコ論争をすればいい。

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