吉田博・ふじを展

吉田博(1876~1950)と吉田ふじを(1887~1987)は世界を旅した夫婦画家。明治の後半に画家として名を成した。漱石三四郎にも出てくるという。博は水彩、油彩、木版画で風景画、山岳風景を描いた。ふじをは風景画、静物、抽象画(90才代)を描いている。二人とも画法は鍛えぬかれている。水彩でここまで表現できるのかと驚いた。博の木版画もすばらしい。これまで名前も知らなかったことを恥じています。三岸節子記念美術館(一宮市)で開かれている。三岸好太郎三岸節子も夫婦画家だった。そんないわれからの企画展だろうか。