「第４の産業革命」はドイツが進める技術革新・国家プロジェクト。蒸気機関による機械化が第１次、電力による大量生産が第２次、コンピューターによる生産の自動化が第３次に続く位置づけだ。人工知能やＩＴ技術を組み合わせて、工場や販売店などを結ぶ巨大なネットワークを作り上げようというもの。IoT=Internet of Things(情報ではなくモノのインターネット）ともいう。こないだ読んだユビキタスの産業版とも言える。高齢化社会への対応策でもある。
メルケル首相はこの 第４の産業革命を積極的に推し進める。第３の矢が出せないでいるアベノミクスと好対照だ。脱原発でもAIIBでもメルケルは安倍晋三に提案したそうだが、聞く耳を持たぬようだ。
