余命

五木寛之は1932年生まれだから、僕よりも10歳年上。「さらばモスクワ愚連隊」から「青春の門」までいくつかの小説を愛読してきた。随筆や人生指南めいたものも何冊か読んでいる。Twitter でいうフォロー中のひとりだ。
この本は、余命いくばくもないという余命について語っている。この人は親鸞とか仏教に造詣が深い。この本ではスピリチュアルな感じは薄く、共感するところが多い。彼いわく、長生きイコール幸福ではない。残された命を人間らしく豊かに暮らそう。超高齢化時代を生きる指針を語っている。いろいろ参考になった。

余命 五木寛之著 祥伝社