淀井さんの彫刻

荻須記念美術館(稲沢市)にいったら、玄関前の屋外に淀井さんの彫刻「永遠の発展」があった。淀井敏夫さんは彫刻家・文化勲章受賞(1911年ー2005年)。父の友人だったので、子供の頃そのアトリエに連れて行ってもらった。
像はギリシャ神話による。牡牛姿のゼウスが、フェニキア王の娘・ユウロペを背に乗せてクレタ島に上陸しヨーロッパの起源になったとのことだ。淀井さんの彫刻はジャコメティの流れにあって独特の味わいがある。
先日、NHK日曜美術館で若林 奮(いさむ)(1935年ー2003年)の彫刻展を紹介していて、奥さん(淀井彩子さん)が登場。淀井彩子さんは淀井さんの娘さんでやはり彫刻家ということを知った。どんな彫刻を制作しているのだろうか。淀井さんの彫刻に遭遇したのは、なにか因縁を感じた。
永遠の発展