「ほら、あれだよ、あれ」がなくなる本

この本のタイトルは「看板に偽りあり 」である。帯に「なぜ思い出せないのか 2人の天才がその秘密を解き明かす」とあるが、そんなことはどこにも書いていない。脳科学者と将棋脳の名人が脳の使い方を紹介しているが、ハウツウとしてどうすれば思い出せるのかの言及はない。出版社の戦略にまんまと引っかかってしまった。

「ほら、あれだよ、あれ」がなくなる本 茂木健一郎 羽生善治著 徳間書店