メイカーズ進化論

最先端のモノづくりを紹介している。ものづくりの常識が大きく変化している。IoT、インダストリー4.0、3Dプリンター、モジュール化、クラウドファンディングの登場。IoTを「モノゴト化のためのインターネット」と考える。モジュール化によって開発の考え方が根底から変わる。モノとはデザインと機能と割り切る。などなど・・・・。新しい考え方にはなかなかついていけないけれど、現実はそう動いているのだ。
先週の「ガイヤの夜明け」で紹介されていたUPQ(カシオの商品企画担当の女性が立ち上げたスマフォ・オーディオ企業)がどうしてやれるのか説明している。もう産業構造がガラッと変わってしまっている。Appleとホンハイ(鴻海精密工業)の関係が超スモールサイズで実現している。起業した女性は単身、深センに出向き2ヶ月余で商品を作り上げるしまう。3Dプリンターは試作品を作るツールでありそれを使ってプレゼンしてクラウドファンディングで資金を募る。そんなやり方だ。小ロットでも成り立つビジネス。
眼からウロコの1冊だった。

メイカーズ進化論 小笠原 治著 NHK出版新書