豊田市美術館としては、めずらしくオーソドックスな企画展。デトロイト市と豊田市はともにモータウンということで姉妹都市。その提携25周年と豊田市美術館開館20周年を記念してデトロイト美術館のコレクションの中の印象派から20世紀にかけての作品52点が展示された。こじんまりした展示だったが、なかなか見応えがあった。4つの章立てだった。
1.印象派:クールベ、ピサロ、ドガ、モネ、ルノワール
2.ポスト印象派:セザンヌ、ゴーギャン、ゴッホ、ボナール
3.20世紀のドイツ絵画:カンジンスキー、ココシュカほか
4.20世紀のフランス絵画:マティス、ピカソ、モディリアーニほか
なかにゴッホとゴーギャンの自画像が並べてあった。偏屈そうなゴッホ、いい加減で奔放そうなゴーギャン。この二人ではアルルの共同生活が上手くはずはないと思わせた。