雲が厚く寒々とした朝、6℃。池を渡る風は冷たそうなので、昨日も来たけれど平和公園の里山コースを歩くことにした。
広葉樹の黄葉がまだ葉を落とさず寒風に揺れている。散歩道は落ち葉が降り積もりガサゴソ音を立てる。耳を澄ますとどこかでコゲラが樹を叩く音がしてくる。シンとしているので一層寒い。見上げるプラタナスだろうかフウの樹にカワラヒワ(だろう? 昨日はこの樹に群がっていた)が盛んに実を啄んでいた。シルエットなのでカワラヒワとは断定できない。クスノキは8mmほどの黒い実がいっぱい生っていて、シジュウカラ、ジョウビタキ、メジロ、ヒヨドリなどが群がっている。双眼鏡で追いかけていたら、ヒヨドリがこの実を一口で飲み込んだ。クスノキのある原っぱからの道筋にアオキがあって小さな深紅の花をつけていた。これから春先にかけて赤い実になるのだろう。春遠からじというが先の長いことよ。枯れた草むらに紅葉が名残惜しそうに残っていた。この日の散歩で身体が冷え切ってしまった。
広葉樹の黄葉
落ち葉が降り積もる散歩道
カワラヒワだろうか
クスノキの黒い実
里山の家への帰り道
アオキの小さな花
草むらに名残の紅葉