池上 彰と佐藤 優

この二人は知の巨人としてメディアで引っ張りだこ。書店でも平積みで多くの著作が並んでいる(ちょっと多すぎはしませんか)。どうやって情報収集しアウトプットしているか関心のあるところ。その手の内を明かしたのがこの本。二人に共通しているのは、よく読むそれも多チャンネルだということ。具体的に新聞・雑誌リスト、お勧めサイトが公開されていて大いに参考になる。が、ここまではとてもとても。速読で本当に内容をつかむことができるのだろうか? 新聞も僕の場合、1紙でも持て余し気味なのに池上さんは11紙、佐藤さんは10紙だそうだ。若い頃のトレーニングの違いだろう。参考にしたいが、まあそこまで頑張らなくてもいいだろうというのが読後感。こちとらもう現役引退組なのだから。

僕らが毎日やっている最強の読み方 池上彰 佐藤優東洋経済新報社