昨日の雨は止んでピーカン青空の朝を迎えた。爽やかな風を感じながら小幡緑地のいつものコースを歩いた。しばらく歩くと気温が30℃近くまで上昇。梅雨入り前なのに強烈な暑さとなった。今日の公園は人影少なくベンチがポツネンとしていた。サクランボが大きくなって色鮮やか。シャンソンの「さくらんぼの実る頃」を思い出す。林に入るとクロミノニゴリにシロシタホタルガの幼虫が蠢いていた。茂みに絡まったテイカカズラの白い花が目を引いた。竜巻池の岸辺に白い花筏、ニセアカシアの散った花びらだろうと思う。自然の造形のすばらしさを感ずる。カナメモチの赤い若葉、タカノツメ、ヤマウルシ、ノイバラ。ユリノキ(半纏の木)も咲きはじめた。「いやあ、映画って本当にいいもんですね」という水野晴郎(映画評論家)になぞらえて「いやあ、自然って本当にいいもんですね」と言いたい。