学術会議会員任命問題

菅政府は学術会議が推薦した交代会員のうち6名に同意しなかった。その理由を問われると、総合的・俯瞰的な観点から判断したと答えた。木に鼻をくくったような回答だ。これでは丁寧な説明とは言えない。政権の強権的・独善的な性格を露わにした。この政権は安倍体質を継承していて民主的な方向性は期待できない。今回の6氏の中で加藤陽子さん(東大教授 日本近代史)の文章を読んだことがあるが、そんなに問題になるようなところはなかった。百田尚樹みたいな極端な論客を推薦しているわけではない。政権の そして菅首相の不寛容をみた。デジタル化やスマホ料金の見直しなど期待を抱いたが期待が萎んでいく。