薄曇りでカッと照ることがないので歩くにはいい条件だった。連日うちに篭っていては身体が鈍ってしまう。元気を出してハンノキ湿地から平和公園の森を歩いてきた。ハンノキ池の倒木にアオサギが身繕い。ササユリはどうなっているかと確認にいくと、縦長の棒状の実となっていた。中に種子が詰まっているのだろう。色彩の乏しいこの時期に赤い実を見つけると嬉しい。アオキとヒメコウゾ。ヤマモモも今が盛り メジロだろうか小鳥が啄んでいた。この樹の元に立っているとポトリ ポトリと実が落ちる音がする。足元には赤い実がびっしり。奥池からいつもの逆コースを歩く。カラタチの実がピンポン玉くらいの大きさなっていた。傾斜地の草むらにキスゲが群生。湿地をいくとシロシタホタルガに出会った。触覚の繊細な構造に驚いた(画像を拡大して気がついた)。いっとき咲き誇っていたフジはサヤエンドウみたいな実になっていた。自然は刻々と姿を変えるから興味尽きない。