グーグル・アマゾン化する社会

グーグル・アマゾン化する社会 森 健著 光文社新書
多様化、個人化、フラット化する世界での一極集中化する例としてグーグル・アマゾンを挙げている。
なぜ一極集中化するか、ヘッドとロングテール、スケール・ネットワークなどWeb 2.0の状況を説明してくれる。
グーグル・アマゾンは今や一般化している。
僕もグーグルを毎日使う。もう情報検索に「グーグルなし」は考えられない。
しかし、提供される情報がはたしてベストチョイスなのか得心はできない。
「愚者の叡智」は確かにありがたいが、恣意的にコントロールされてはいないだろうか。
書籍や電子機器を買うときにアマゾンを使うことが増えた。
コンビニ決済と宅配サービスが結びついて、安全で使いやすくなった。これも便利だ。
しかし、ロングテールへの対応は限界もありそうだ。
先日注文したCD(ラジオで流れた昔のポピュラーソングの入った)は、何回かのやり取りをしたが、
結局NGだった。
それとアマゾンのリコメンデーションという機能は「よけいなお世話」という気がする。
無料サービスの代償なのだろう。
ユーザーオリエンテッドを標榜しているが、本質は商売オリエンテッドなのだ。