プロデューサーという仕事

仕事道楽−スタジオジブリの現場− 鈴木敏夫著 岩波新書


8月のはじめ、NHK「プロフェッショナルの流儀」で宮崎 駿の特集があって、
スタジオジブリの制作現場が紹介された。
僕はアニメーションの世界には疎いのだが、
クリエーティブな仕事の現場に強い関心をもっている。
宮崎監督という強い個性と制作現場をマネージしているのがプロデューサー・鈴木敏夫氏。
いかに自由に発想させるか、集団をどうまとめていくのか、そして結果を出す・・・・
プロデューサーの役割は想像を絶する。
「好きこそものの上手なれ」ということか。
集団が一本にまとまったときのエネルギーの大きさを知った。
世の中、なかなかこうはいかない。
印象的だったこと。
・プロデューサーの仕事で重要なことのひとつは、見取り図を書くこと。
 地図を描くこと。
・数人の才能ある人と誠実にこなしてくれる人の両方が必要。
・一匹狼の集合(機能集団)の末路は悲惨。新撰組がそうだ。
団塊ジュニア世代に、一度に二つのことを言ったらダメ。
 課題が一つだと誠実にこなすが、二つだと混乱する。