ギャラリーめぐり

いつものメンバーでギャラリーめぐり。今日はもりだくさんなメニューだった。はじめに県立美術館で白日会93回展を観た。ここは2つの流派があるようだった。人物画を中心にした超写実主義で細密画的な作風。こういう細密さは写真を超えるが、絵画的な面白さはよく理解できない。もうひとつの流れは自然派的な風景画。こちらの方が僕にはわかりやすく好もしい。公募タイプの絵画集団はコンセプトがやや類型的な感じがする。
午後から四間道の古い町屋を改装したギャラリー(Esplanade Gallery)を訪ねた。トヨタデザイン部OBの中嶌克美さんの作品展・創展。僕と同世代の人だが面識はない。エネルギッシュな art 作品が並ぶ。毎日がオマツリといった感じで僕の趣味ではない。まあこういう方向もありだろう。デザイナーはリタイアしてもこういった活動ができるので羨ましい。
次に回った日比野康男・柴田庄一 スケッチ2人展@ギャラリー甚(東山公園)の方が好もしかった。二人ともアマチュア画家だけれどタッチが個性的で素晴らしい。日比野さんの絵はサインペンの線画に彩色、ほとんど現地で仕上げるとのこと。僕はもう何年も追っかけをしている。今年はあまり新作はなかったが、笑顔で迎えてくれて制作の話を聴かせてもらえた。人柄がとてもいい。柴田さんのスケッチも速攻だそうだが、完成度が高い。こんなスケッチが描けたら楽しいだろうなあと思わせた。頑張らなければという気持ちが空回りするばかり。
白日会93回展

Esplanade Gallery

創展

日比野康男・柴田庄一 スケッチ2人展