世界自動車危機

今晩のNHKスペシャルはGMの経営危機の背景を報告した。
GMのビジネスモデルは住宅のサブプライム金融と同じだった。
本来買えない顧客にローンを組ませて高額なSUVを売ってきた。
そのローンを金融工学を駆使して証券化し利益を出してきた。
そしてバブルが弾けた。
GMの危機はGMのみならず、多くの部品メーカーに大打撃を与えている。
この状況は相当酷い・深い。大きな後遺症を残すだろうと思われる。
電気自動車に復興の望みをつなぐ形だ。
そのときの自動車の構成は今とはがらりと変わっている。
目ざとい投資家は、内装材(変わらないとの読みのもとに)中心に
企業買収・グループ化を図っていると報じた。
販売のビジネスモデルだけでなく、産業構造が大きく変わろうとしている。
大きな変化には、小さな兆しがある。
注意深く消費者マインドの変化を見ていきたい。