ふたりの画家

最近知ったふたりの画家、堀越千秋と犬塚 勉。
同世代(堀越 1948〜 犬塚 1949〜1988 38歳没)だが、対極にあるふたり。


堀越はスペイン生活が長く、その絵は明るく楽しい。
陶芸作品はおおらかで自作を「国宝」と自画自賛
ANAの機内誌の表紙を飾っていることからその名を知ったのだが、
最近その人のエッセイー「絵に描けないスペイン」幻戯書房を読んだ。
カンテ(フラメンコの唄)がうまいのだそうだ。
すっかりスペインに溶けこんでいる。



一方の犬塚はNHK日曜美術館で紹介されたことで知った。
ストイックなほどに自然を探究し、その静寂さはひとを引きつける。
水の姿をとらえようと谷川岳に行き遭難死した。壮絶。
「梅雨の晴れ間」がいい。