2009-10-02 春雷 伊集院 静の自伝的長編小説「海峡」3部作の第2部。 主人公は瀬戸内海沿岸の港町に野球少年として育つ。 父親は在日でヤクザっぽい稼業を取り仕切っている。 番長争い、差別、暴力、父親への反抗、きらめく海と少年時代の輝き・・・・ 雨の一日引き込まれて読んでしまった。 五木寛之の「青春の門」を思い出していた。 春雷 伊集院 静著 新潮社