春雷

伊集院 静の自伝的長編小説「海峡」3部作の第2部。
主人公は瀬戸内海沿岸の港町に野球少年として育つ。
父親は在日でヤクザっぽい稼業を取り仕切っている。
番長争い、差別、暴力、父親への反抗、きらめく海と少年時代の輝き・・・・
雨の一日引き込まれて読んでしまった。
五木寛之の「青春の門」を思い出していた。


春雷 伊集院 静著 新潮社