今日のギャラリーめぐり

Yさんの個展-パステル画展(@ぶなの木)と日比野康男さんのスケッチ画展(@森の響)。


Yさんのパステル画はパステルの特色を上手に掴んでやわらかな色調。
自然の四季が穏やかに描かれていて温かい感じ。人柄がにじんでいるよう。
かたわらに展示されていた手帳スケッチ集は、ボールペンと色鉛筆で日常を
即興的に描いていて楽しい。お洒落だ。


日比野さんのスケッチはサインペンのタッチと淡彩のカラーがすばらしい。
線が軽やかで対象をよく掴んでいて、どの絵もよかった。
ご本人とも話ができて、描き方を教えてもらった。
線描きはサインペン(パイロット)の太線と細線の2種類。
絵により使い分けている。握り方は鉛筆にぎりではなくコンテのような握り。
下線はなしで、直接描きだとのこと。着色まで現場主義。
サインペンは立てたり寝かせたり、細く描いたり、カスレさせたり。
用紙は少し粗めのものを選んでいるようだった。
すばやく特徴を掴んで少ない線で描いている。
描くスピードに感心してしまう。
人物もすばやく描き込んでいる。
建物を描きながら人物はその一部として描くとのこと。


ふたつの展覧会、楽しめたし刺激的だった。