寺島実郎の世界

ここ数日、寺島実郎の世界に嵌り込んでいる。「若き日本の肖像」という本は、副題に「1900年、欧州への旅」とある。
19世紀が終わろうとし20世紀を迎えるとき(1900年)、欧州を訪ねた明治の日本人は何を見たのかを考える旅。パリ、ロンドン、ウィーン、ローマ、マドリッド、ハーグ、サンクト・ペテルブルク、ベルリンを巡る。なかなか面白い。ついわき道にそれてしまい読みすすまなかったが、ようやっと読み終えた。子規、夏目漱石秋山真之南方熊楠が同級生だったこと。ヴェルサイユ講和会議の意味するところ。クーデンホーフ伯(光子の次男)のパン・ヨーロッパ提案がEUの源流。オーストリアの闇、ヒットラーフロイト。などなど・・・・興味が尽きない話題が満載。旅の終わりにとして次の言葉を締めとしている。「道に迷わば木を伐りて年輪を見よ」

若き日本の肖像 寺島実郎著 新潮文庫

わき道にそれてしまっていたのは、寺島文庫(寺島実郎のHP)とpodcast (ON THE WAY JOURNAL)。それとBS11の現代ビジネス講座。昨晩は中国(大中華圏、習近平)をテーマにしていた。
寺島文庫

podcast (ON THE WAY JOURNAL)

BS11の現代ビジネス講座