百歳までの読書術

タイトルが気になって手にした本。著者は僕よりも4歳年上だが、これからの読書をどうしようというのか? 「百歳までの読書術」は「七十歳からの読書術」にほかならない。この人の読書は過激だ。共感するところは多いが、レベルが違う。編集者を経て大学教授、本読みのプロ中のプロ。路上読書(歩きながら読む on the street reading=OSR)を実践してきた人だが、最近は卓上読書(desktop reading=DTR)に切り替え(OSRからDTR)たら、吉田健一の文章が読めるようになったとか。近所の図書館を使い倒して蔵書を少なくする。それにしてもこの人の読書は幅広いし、速読。1日に4、5冊は当たり前。参考にはなったが、真似することはできない。
残り時間を考えたら教養主義型読書は止めよう。面白いと思う本を何冊も読みたい。もっかの悩みは、夕方老眼だ。

百歳までの読書術 津野海太郎著 本の雑誌社