オーラル・ヒストリー(OH)

この言葉を知ったのは10年くらい前。歴史的に貴重な体験をしたり政治家やキーマンマン(政治家 経済人にかぎらず現役時代にバリバリ活躍したビジネスマンなども含めて)へのインタビューからその人の知見、Know-how 、体験、裏話などを引き出して貴重は資料にしようという技法。御厨 貴先生(近代政治学者 東大名誉教授)が政治学にこの手法を導入したことを朝日新聞の連載コラムで知った。僕はOHに少々胡散臭さを感じているのだが、與那覇 潤さんという歴史学者が「OHの弊害」について述べいて(同紙 コラム)同感した。話を引き出すためにインタビューアー側に相手へのヨイショがあるように思う。それに批判的な立場のインタビューアーに忌憚のない話をするだろうか? 手柄話になりがち。伝承というのは都合の良いことを伝えるという面があるのではないか? 今日の雑感。