一日中雨だったので、なかなか読みきれなかった本が読めてよかった。女性政治部記者で安倍晋三に嫌われ記者会見での発言制限を食らった望月衣塑子と辛口評論家 佐高 信の対談本「なぜ日本のジャーナリズムは崩壊したのか」。緊急発行された本だからか、中身はいささか荒っぽい。ふたりは慶應の同窓だが親子ほども離れている。佐高が望月を応援しようとしたようだ。タイトル通り日本のジャーナリズムは安倍(菅)政権にしっかり追及力をもぎ取られてしまった。望月のあり様もまだまだヒヨコの域を出ない。安倍晋三の厚顔無恥なやり方(恫喝にちかい)は今回の日本学術会議委員の問題に通底している。声高な権力指向で(人事を握ることで)官僚を意のままにした。ああ政治部記者よ もっと頑張ってくれ ! 第4の権力(ジャーナリズム)はどこへ行ったのだ。この本を読んだからと言ってストレスは解消しなかった。
なぜ日本のジャーナリズムは崩壊したのか 望月衣塑子 佐高 信 著 講談社 電子書籍