一昨日のラジオ深夜便で枇杷の花が咲く時節になったと聴いた。猫ヶ洞池の端に枇杷があることを思い出して、寒い朝だったけれど確かめに出かけた。池を渡ってくる風に身を縮めた。枇杷はゴワゴワした大きな葉っぱで葉脈がはっきりしているのですぐにわかった。見上げると黄土色でもじゃもじゃした花があった。あまり綺麗とは言えない。若葉らしい葉っぱもあり、この寒い時期がこの木にとってスタートの時(多くの樹々は冬眠の時期なのに)なのだ。冬の雑木林は見るべきものは少ない。葉が落ちて池が見通せるようになった。渡り鳥はまだ少ないが、ヒドリガモ、コガモ、オオバン、カルガモの姿があった。岸辺にダイサギを見かけた。落ち葉を踏みしめての冬の散歩だった。寒さ身にしむ。関越地方は大雪が降っている。