暑くもなく寒くもないが残念ながら陽光がいまひとつ。平和公園の里山を散策。芽吹き 花開く季節だ。雑木林のサクラは桜の名所の華やかさはないが、素朴でいい。スモモ、アンズ、モモ、ボケが花の饗宴。ユキヤナギ、レンギョウも春を盛り上げる。コブシ、モクレンも。林の中の色彩はコバノミツバツツジ。野鳥の姿はめっきり少なくなったが、ツグミ、ジョウビタキ、シメの姿を見とめた。今晩はまた雨の予報だ。ひと雨ごとに春は深まる。
行く春や 鳥啼き 魚の目に涙 芭蕉
芭蕉が奥の細道に旅立ったのは 3月27日だが、新暦では 5月16日にあたるからもう少し季節はあと(晩春の候)。