消費者本位の発想

明日の広告 佐藤尚之著 アスキー新書
著者は広告代理店のコミュニケーション・デザインを担当するクリエイティブ・ディレクター。
広告業界の最先端をいく人なのだろう。
消費者のビヘビァが変化している。
いろいろな形(メディア)で情報が流れる、情報洪水の時代である。
消費者の行動も格段に複雑になってきた。
Windows (TV+PC+ケータイ)の時代だという。


企業の発信する情報がすべてではない。むしろ疑っている。
消費者の発信が直接消費者に影響を与える(ネットを介した口コミ)。
消費者が一番信頼するメディアは消費者自身である。


このような時代における広告(企業からの情報発信)のあり方を語っている。
そのまま商品開発のあり方でもある。
結論は、「消費者本位という視点」「消費者理解=売りたい相手を理解すること」。
すべての経済活動とそれに伴うコミュニケーションは消費者にある。


まず現場をあたれ、感動する提案、消費者本位のメディア、全員野球・・・・。
示唆に富んだいい本だ。