五輪後の中国とチャイナフリー

日本も韓国も、オリンピック後めざましい経済発展をとげた。
中国はどうなるのか。
・民衆の不満の表面化
共産党一党独裁と経済成長は矛盾しないか
民主化はすすむか
・ギョウザ問題をおこさない社会になるか
・アメリカとの関係はどうなるか
そんなことが新聞にのる昨今。


サラ・ボンジョルニ著 チャイナフリー東洋経済新聞社)を読み始めた。
アメリカの女性ジャーナリストが1年間の中国製品をボイコットして
生活したレポート。
日用品、おもちゃ、衣料品、家電品などで中国製品以外をさがすことは困難。
これは、家族を巻き込んだ戦いである。
中国製品不買の誓いは、すぐに崩れそうになる。
ウォルマートの商品の大半は中国製品。トイザラス、靴の安売り店も。
コミカルというか、無駄な抵抗はよせ(絶望感)という感じがしてくる。
著者の思いは、中国が嫌いということではなく、
2国間のありかたがこれでいいのかということにある。
中国製品を選ぶたびに、自国の失業者を増やすことになり、
文化や価値観が異なる他国に土足で入り込まれたようなざらついた感覚。
この中国の存在感は日本でも同じだ。