21世紀の資本

トマ・ピケティ教授(パリ経済学校)の「21世紀の資本」が話題となっている。NHKの7時のニュースに取り上げられたほど本が売れているとか。ぶ厚い本で経済学オンチの僕にはとても読めそうにない。そんな時にEテレで「パリ白熱教室」が放映された。6回シリーズの第1回が一昨晩だった。
15年にわたって多くの国の300年間の税務記録をもとに所得や富(資産)の分配を分析し、経済的格差や資本主義の法則を論じたものでなかなか刺激的。アメリカでは1%の富裕層が経済の1/4を占有し、99%の国民は貧困層かそれより多少はよい中間層。それが Occupy Wall Street となった。富が富を生み拡大する貧富の差。
資本所得比率、資本の収益率、貯蓄率、経済成長率・・・などの経済学用語にはついていけないが、富が富を生む。金融市場の規制緩和が格差を拡大させる要因。格差を克服する方法は、所得と資産に対する累進課税制度にあるとのことなど。
こんな内容の濃い講義を聴講できるのは幸せなことと思う。録画しておいて何度か見てみたけれど、経済学オンチの僕には壁があるように思えた。雑感だけど聴講生の女性のアップは気が散るのでやめてほしいな。
下記の YouTube で見ることができます。おすすめです。
https://www.youtube.com/watch?v=nyD5eHFaSls


追記:録画して再生してみるといいです。その時デジカメを用意しておくといいです。三脚もあると画面が固定されてなお便利。重要なパネルは一時停止にしてパチリ。これでレジメができます。いい時代になったものと思います。