スタンフォード式 最高の睡眠

色川武大が罹ったナルコレプシーは日中に強い睡魔に襲われる睡眠障害伊集院静の「いねむり先生」に詳しい。最近、僕も突然眠くなって読んでいた本を取り落とすことがある。春眠暁を覚えずの候だからだろうか? どうも睡眠不足の気味。朝早く目が覚めてしまい(4時とか4時半)昼間眠くてしかたがない。睡眠パターンを見直す必要を感じてこの本を手にした。スタンフォード大学の睡眠研究所(SCNラボ)の所長を務める著者の30年にわたる研究成果が盛り込まれた本格的睡眠本。ポイントは
・睡眠は量ではなく質
・最初の90分の眠り(ノンレム睡眠)の質が勝負 
・寝る前の調整(体温と脳のスイッチ)が大切
睡眠導入剤の脱薬に成功し入眠の方はいいのだが、早朝覚醒なのだ。年のせいだと思ってるが、睡眠負債(累積した寝不足)は辛いものがある。黄金の90分の睡眠を獲得するよう寝る前のパフォーマンスを工夫してみよう。色々示唆に富んだ本だ。

スタンフォード式 最高の睡眠 西野精治著 サンマーク出版